この記事では、「ため息」と「深呼吸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ため息」とは?
「ため息」は「ためいき」と読みます。
意味は「その時の感情の変化により思わず漏れる、大きな吐息のこと」です。
失望や心配事などの良くない状態や、感動したり安心したりした時など良い状態の時に、自然に出て来る大きな息のことです。
「ため息」の言葉の使い方
「ため息」は名詞として「ため息をつく・ついた」「ため息を漏らす」「ため息混じり」などと使われます。
漢字で「溜息」と書き、「ため」は動詞「溜める」の連用形で「少しずつ集めて量をふやす」という意味、「息」は「口・鼻から空気を吸ったり吐いたりすること」という意味、「ため息」で、「感情の変化により、肺にためた息を自然に吐き出すこと」になります。
基本的に、自然に出て来る吐息に使われます。
「深呼吸」とは?
「深呼吸」は「しんこきゅう」と読みます。
意味は、「普段よりもゆっくり長く息を吸い、長く吐き出すこと」です。
しっかり息を吸い、吐き出す動作のことで、心拍数を下げて、気持ちを落ち着かせたり、気分を切り替える効果があります。
「深呼吸」の言葉の使い方
「深呼吸」は名詞として「深呼吸する・した」と使われることが多くなります。
「深」は「ふか(い)」とも読み「水がふかい」奥ふかい」「程度がふかい」という意味、「呼」は「よ(ぶ)」とも読み「大声を出す」から転じて「息を吐く」という意味、「吸」は「す(う)」とも読み「息や液体などをすいこむ」という意味、「深呼吸」で「普段より長く息を吐いたり、すいこんだりすること」になります。
基本的に、意識的にゆっくりする呼吸に使われます。
「ため息」と「深呼吸」の違い
「ため息」は「感情の変化により、肺にためた息を自然に吐き出すこと」です。
「深呼吸」は「普段より長く息を吐いたり、すいこんだりすること」です。
まとめ
今回は「ため息」と「深呼吸」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。