「違和感」と「異和感」の違いとは?分かりやすく解釈

「違和感」と「異和感」の違いとは?違い

この記事では、「違和感」【いわかん】と「異和感」【いわかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「違和感」とは?意味

普通ではなく、しっくりしないと思う感覚を意味するのが「違和感」【いわかん】です。

本来の色とは違って見えるときや、匂いを感じてしまうときなど普通ではない感覚に戸惑う人の気持ちを分かりやすく表します。

通常ではありえないような痛みが体中に走るときや、風邪もひいていないのに頭が痛いなど普通ではないとき「違和感」を感じて不安に思うといったとき使うわけです。


「異和感」とは?意味

「違和感」を間違って「異和感」【いわかん】と書いてしまう人が多く、正式に認められる漢字の書き方ではありません。

このような書き方する人は、平成前に生まれた医療関係者に多いのですが、その理由には大学や専門学校で「違和感」「異和感」と書くように教えられたからです。

この言葉の意味としては、普通とは違っているという認識で使われています。


「違和感」と「異和感」の違い

「違和感」「異和感」の違いを、分かりやすく解説します。

いつもは感じない痛みやつらさを感じたとき、人はその不快感を「違和感」といい、自分がいかに普通状態ではないか表すわけです。

また、通常の状態ではない物の色や形であるときも「違和感」を感じるといい、自分が受け入れがたいものと区別します。

もう一方の「異和感」は、「違和感」を間違って書いた漢字であり、一般的にはあまり使われていません。

しかし、医療関係者や若い人の間では使われていて、10代や20代は普通と違うことを突っ込むようにして使います。

「違和感」の例文

・『違和感に耐え切れず、私は部屋を飛び出した』
・『膝に違和感を感じる私は、登山に行くことを断念した』

「異和感」の例文

・『いつもと違う彼女の言葉に異和感を感じ、浮気を疑った』
・『腕に異和感を感じたので、レントゲン撮るとヒビが写る』

まとめ

2つの言葉は同じ意味がありますが、一般的に使われているのが「違和感」であり、「異和感」は誤って書かれたものであると覚えておくといいでしょう。

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