「一貫」と「終始」の違いとは?分かりやすく解釈

「一貫」と「終始」の違いとは?違い

「一貫」「終始」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「一貫」「終始」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一貫」とは?

「一貫」とは、最後まで貫き通すことを意味します。

一つの方針、方法、態度などにおいて、始めから終わりまで貫き通すことを意味します。

決して、途中で方針や方法などを変えることはありません。

そのまま、最後まで同じ方針や方法でやり通す必要があります。

言い換えれば、「一致」「貫徹」「首尾一貫」などと同じです。


「一貫」の使い方

「一貫」は、「一貫性」のほか、「一貫教育」「一貫校」「一貫した姿勢」などといった形で用います。


「終始」とは?

「終始」とは、ものごとの始めと終わりを意味します。

また、同じ態度や状態、内容などが始めから終わりまで続くこと。

始めから終わりまで全部といった意味があります。

同じ態度や状態などを変えることなく、始めから終わりまでいることがポイントです。

言い換えれば、「最初から最後まで」「貫徹」などと同じです。

「終始」の使い方

「終始」は、「終始無言」「終始寛容」「終始している」などといった形で用います。

「一貫」と「終始」の違い

「一貫」は、最初から最後まで同じ方針や方法で貫き通すこと。

「終始」は、同じ態度や状態が始めから終わりまで続くこと。

と、そう大きな意味の違いはありません。

そのうえで、「一貫」の方が貫き通すといった意味が含まれることから、より強い意味で用いられる傾向があります。

「一貫」の例文

・『私は中高一貫校で一生の友達を見つけることができました』
・『上司が言っていることは、いつも一貫性がなく困ります』
・『ここは、親として一貫した姿勢で子供に向き合う必要があります』
・『態度が一貫している彼は素晴らしい』

「終始」の例文

・『終始無言の彼が少し不気味です』
・『彼は、終始興奮していました』
・『懇親会は、終始和やかな雰囲気で終えることができました』
・『終始勉強ばかりの息子のことが少し気掛かりです』

まとめ

以上のようにほぼ同じ意味を持つ2つの言葉。

その2つの言葉が組み合わさり「終始一貫」といった言葉もあります。

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