「順次」と「順序」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「順次」と「順序」の違いとは?違い

この記事では、「順次」「順序」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「順次」とは?

物事を順番に従って順序よくやることを「順次」【じゅんじ】といいます。

作業を行なう際は順を追うようにして進めていく行為を指すわけです。

例えば、工場では「順次よく組み立てる」ことで効率が上がり、短時間のうちに物を的確に作り上げられます。

また、与えられた物を工程通り正しく作り上げていくには、最初から決まっている作業内容を淡々とこなす必要性があるのです。


「順序」とは?

最初から決められている順番通りに行なうのではなく、準備して一から取り掛かれるものからやっていくという行為を指します。

物事に取り掛かるときは手順に添って行なう行為を指す言葉であり、順番や位置を表すのです。

とくに、最初から決められた基準に従って並べられた状況を指します。

使い方としては、「順序よく並べられた靴」といって、きれいに並んだ状態であると伝えるわけです。


「順次」と「順序」の違い

「順次」「順序」の違いを、分かりやすく解説します。

物事の並びを守り、順よくこなしていく行為を「順次」といいます。

1つの工程について把握したうえで、どう作っていくかはそのラインによって決まり、より効率良く作り上げられるよう考えているわけです。

他には工場のラインを停止するときは一度に行なうのではなく、「順次停止」していきます。

もう一方の「順序」はある基準にのっとり、きれいに並べられるか伝えられる言葉です。

主に、物事に取り掛かるとき順番よく行なうところに焦点を当てています。

「順次」の例文

・『会議では、企画内容について順次説明していった』
・『リコール商品を順次梱包して、宅配で発送した』

「順序」の例文

・『順序よく子供を並べることで問題なく検診を受けさせる』
・『割り込みされて製造ラインの順序が狂ってしまった』

まとめ

「順」を追って物事を行なうという意味がある言葉を2つ取り上げました。

どのような場面でどう使えば言葉の意味をうまく使えるようになるか調べてみるといいでしょう。

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