この記事では、「オートミール」と「押麦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オートミール」とは?
えん麦を食べやすいように加工した食品のことです。
えん麦とは、イネ科の植物の一種です。
えん麦は栄養価が高いとされています。
特に、タンパク質、鉄分、ビタミンB1、ビタミンEなどを多く含有しています。
また、食物繊維も豊富で、100gあたりには約9gの食物繊維を含有します。
食物繊維には、水溶性と不溶性があります。
えん麦は水溶性の食物繊維を豊富に含むことが特徴です。
「オートミール」には、いくつかの加工方法があり、加工方法によって種類がわけられています。
えん麦から殻を取り除いて熱処理しただけのものは、ホールオーツと呼ばれています。
ホールオーツをカットしたものがカットオーツです。
カットオーツを蒸してローラーで薄くし、焼き釜で加熱をしたものは、クイックオートミールと呼ばれています。
これよりもさらにローラーで薄くされているものは、インスタントオートミールといいます。
「押麦」とは?
大麦を加工した食品のことです。
大麦はイネ科の植物の一種です。
大麦は食物繊維を豊富に含むことが特徴で、100gあたりには12gほどの食物繊維を含有します。
加工方法によって呼び名が変わります。
大麦は米と同じように殻に包まれています。
殻を取り除き、ぬかと呼ばれる部分を削り、丸くしたものを丸麦といいます。
丸麦の中央には黒い線があります。
この黒い線を残した状態で、ローラーで押しつぶしたものを「押麦」といいます。
米のような形に加工したものは米粒麦と呼びます。
「オートミール」と「押麦」の違い
「オートミール」と「押麦」の違いを、分かりやすく解説します。
穀物を加工した食品という点は同じです。
違いは、穀物の種類です。
前者はえん麦を使用しており、後者は大麦を使用しています。
どちらもイネ科の植物ですが、違うものです。
まとめ
使用している穀物に違いがあります。