大勢を相手にする集まりとして「講座」と「講演会」があります。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
この記事では、「講座」と「講演会」の違いを分かりやすく説明していきます。
「講座」とは?
「講座」とは、「教育や研究目的に開かれる集まり」を指す言葉です。
本来は教育や研究のために人員を集めて編成される組織を意味しますが、一般的には知識や技術を有するものから学びたいものへと教え伝えるために行われる集まりを指す言葉として使われています。
大学や専門学校などのほかカルチャースクールや私的な勉強会でも用いられる表現です。
「講演会」とは?
「講演会」とは、「大勢の聴衆に対しテーマに沿った話をする集まり」を意味する言葉です。
招いたゲストが壇上で話す内容を聴衆が客席で聴くスタイルの集まりで、講演者の話に興味を持つ人が聴衆として参加します。
事前にテーマが設定されているのが特徴で自由に話すトークライブとは別物です。
有名人や著名人など貴重な話を聞ける人を招いて開催されることが多く、基本的には一方的に話しますが質疑応答などが行われることもあります。
「講座」と「講演会」の違い
「講座」と「講演会」の違いを、分かりやすく解説します。
「講座」と「講演会」の違いは「目的」です。
どちらも多くの人を集めて行われる一対多数の集まりですが「講座」が教育や研究など幅広く学びを目的にした集まりなのに対し「講演会」はゲストの話を聞くことを目的にしています。
先生と生徒の関係で学び成長を目指すのが「講座」で、ゲストの聴衆の関係で話を聞くだけなのが「講演会」という違いでも区別できます。
「講座」の例文
・『教養講座を開催する』
・『生涯学習講座に参加する』
「講演会」の例文
・『オリンピックメダリストの講演会を聞きに行く』
・『公民館で講演会が開かれる』
まとめ
「講座」と「講演会」では大きく違います。
何のための集まりなのかで区別してください。