「梗概」と「あらすじ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「梗概」と「あらすじ」の違いとは?違い

この記事では、「梗概」「あらすじ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「梗概」とは?

「梗概」とは小説や論文の全文を大まかかつわかりやすくまとめたものです。

それがどんな話なのかあるいはどんな理論なのかの要点を流れに沿ってまとめ、短時間で理解しやすいようにした文章を指します。

小説では数ある作品を審査する人のためにこの小説はこういう話でこういう結末で終わりますと紹介したり、これまでの話の流れを復習するための文章が梗概です。

論文では何の理論で何をその証明としているかその理論を何に活かせると考えているかなどがまとめられた文章になるでしょう。


「あらすじ」とは?

「あらすじ」とは話の流れを大まかにまとめたものです。

この作品がどのような話なのかであったり、これまでどんなストーリーだったかをかいつまんで説明する文章になります。

前回までの内容を説明する場合はそれまでの話の終わりまでを説明する文章となることもありますが、作品についてのあらすじの場合起承転結の承や転の部分までを説明し、結末までは説明しません。

その作品を楽しむためにこれまでの流れを思い出させたり、楽しむ余地を残しつつその作品がどういう話かを説明する文章があらすじになります。


「梗概」と「あらすじ」の違い

「梗概」「あらすじ」の違いを、分かりやすく解説します。

作品や論文の内容がどういうものかを短時間で理解できるようにまとめた文章が「梗概」で、話の流れを大まかにまとめた文章が「あらすじ」です。

「梗概」では作品の最初から最後まで理解できるようまとめられていますが、作品の「あらすじ」では結末までは説明しません。

まとめ

作品の全体を把握してもらうために最初から最後までまとめたものが「梗概」で、「あらすじ」はその作品に興味を持ってもらったりこれまでの流れを思い出させて話の流れがわかるよう大まかに話をまとめたものになります。

そのため全体を把握してもらうために「梗概」では起承転結までをしっかりとまとめますが、「あらすじ」では物語を楽しむ余地を残すために結末までは含めません。

違い
違い比較辞典