この記事では、「曇りガラス」と「すりガラス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「曇りガラス」とは?
すり加工して、あえて表面をでこぼこに加工した窓が「曇りガラス」【くもりガラス】です。
ガラスの表部分をすり加工して、無数のおうとつを作れば半透明のような状態になり、部屋の中が見え難くなります。
触るとでこぼこが感じられますが、表面に付着した埃や汚れは布で簡単に取れるのが利点です。
部屋の大きな窓の下部分によく使われているガラスで、上半分は透明といったデザインが広く採用されています。
「すりガラス」も「曇りガラス」の一種であり、どちらも中が見え難い窓という意味があるわけです。
「すりガラス」とは?
向こう側の景色が見える透明ガラスの片方の面を金属ブラシと金剛砂を用いて、加工したものを「すりガラス」といいます。
現在は風呂場の窓や和室に使われていて、外から部屋の中が見られないよう障子と同じく視界を遮る窓です。
太陽の光を和らげる効果もありながら、目に優しい光線を部屋の中に取り入れられます。
最近の新しい家では、人から見える道路側の窓や開き戸、内窓によく使われているガラスです。
また、和室の障子用には足元を隠すように加工されているものが増えています。
「曇りガラス」と「すりガラス」の違い
「曇りガラス」と「すりガラス」の違いを、分かりやすく解説します。
型板やフロスト、「すりガラス」といった中が見え難い加工が表面に施されている窓の総称が「曇りガラス」です。
曇ったように部屋の中が見える「曇りガラス」は明るい日差しを取り入れながらほどよく人の顔や、部屋に置いてあるものを見え難くします。
もう一方の「すりガラス」は表面に細かい傷を付けていて、障子に似た白さで覆われている窓ガラスです。
部屋の中にいる人の形は見えますが、「曇りガラス」よりも細かい部分を見え難くする効果が高く、それでいて太陽の光をやわらかく部屋の中に入るため薄暗くなりません。
まとめ
目隠し目的で使われているガラスを2種類ご紹介しましたが、色や手触りなど異なる点があります。
メーカーのサイトで比較して、場所によって選んでみるのもいいでしょう。