この記事では、「業績」と「売上」の違いを分かりやすく説明していきます。
「業績」とは?
「業績」は「ぎょうせき」と読みます。
意味は、「ビジネスや学術研究に取り組んだ末に得られる成果のこと」です。
ある仕事で努力することにより得られる良い結果を表します。
「業績」の言葉の使い方
「業績」は名詞として「業績が上がる・下がる」「業績を残す」などと使われます。
「業」は「わざ」とも読み「苦労してなしとげる事柄」「生活のために行う仕事」という意味、「績」は「繊維をより合わせて糸をつくる」から転じて「積み重ねた仕事やその結果」という意味、「業績」で「苦労して積み重ねなしとげた仕事の結果のこと」になります。
「売上」とは?
「売上」は「うりあげ」と読みます。
意味は「ビジネスで商品などを売って得た代金の総額のこと」です。
営利目的で品物を販売して、その代償として受け取ったお金の総額を表します。
「売上」の言葉の使い方
「売上」は名詞として「売上が伸びる・落ちる」「売上高」「売上金」などと使われます。
「売」は「品物を渡して代価を得る」という意味、「上」は「位置が高い」から転じて「良い結果を手元に収める」という意味、「売上」で「品物を渡して代価を得て手元に収めること」になります。
「業績」と「売上」の違い
「業績」は「苦労して積み重ねなしとげた仕事の結果のこと」です。
「売上」は「品物を渡して代価を得て手元に収めること」です。
「業績」の例文
「業績」の例文は以下の通りです。
・『従業員の努力により業績が上がる』
・『ヒット商品により業績を伸ばす』
・『発表した論文が学術的に素晴らしい業績を残す』
「売上」の例文
「売上」の例文は以下の通りです。
・『先月から順調に売上が伸びている』
・『売上が目標額を達成する』
・『来月分の売上として計上する』
まとめ
今回は「業績」と「売上」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。