この記事では、「ペガサス」と「ペガスス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペガサス」とは?
ペガサスとはギリシア神話に登場する生き物で、翼を持った空を飛ぶことができる馬のことをいいます。
ギリシア神話では、海の神であるポセイドンとメドゥーサという怪物との間に生まれた子とされます。
母であるメドゥーサが英雄ペルセウスに倒される際、メドゥーサの首から生まれたのがペガサスでした。
ペガサスは全知全能の神ゼウスから雷鳴と雷光を運ぶ役割を与えられたとされます。
英雄ベレロフォンの愛馬となって、怪物キマイラを退治する際などに活躍しました。
亡くなった後に天に昇って、星座になったといわれています。
ペガサス座は北天の大星座で、ペガサスにちなんでいます。
「ペガスス」とは?
ペガススとはペガサスのことで、ラテン語やフランス語に近い発音になります。
ペガソスやペーガソス、ペーガススと呼ばれることもあります。
「ペガサス」と「ペガスス」の違い
ペガサスとペガススは、どちらもギリシア神話に登場する翼を持った空を飛ぶことができる馬のことをいいます。
英語のPegasusに発音が近いのはペガサスで、ラテン語やフランス語に発音が近いのはペガススになります。
日本ではペガサスという呼び名の方が知られていますが、星座を指す場合にはペガスス座という表記が学術用語として定められています。
ペガサスやペガススといった表記が混在していて紛らわしかったので、1952年に学術会議がペガスス座とすることを決めたのです。
ただし、ペガサス座と呼ばれることもあり、間違いというわけではありません。
ペガサスもペガススも使われています。
まとめ
ペガサスとペガススは、どちらもギリシア神話に登場する翼を持った空を飛ぶことができる馬のことを指しています。
発音が違うだけなので同じものになります。
ペガサスは英語の発音に近く、ペガススはラテン語やフランス語の発音に近いです。