物事や行動がきめ細かいことを表す言葉には「緻密」や「厳密」があります。
この記事では、「緻密」と「厳密」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緻密」とは?
「緻密」は「ちみつ」と読む言葉であり、物事や創作物がきめ細かいことを表す言葉です。
「緻密」は細工が細かいことや態度や気持ちなどが細かいところまで行き届いていることを表す時にも使います。
この意味の「緻密」は注意深い様や手落ちがないことを表す時にも使うことが可能です。
「緻密」の類義語には「精密」がありますが、こちらは判断や仕事などが細かい部分まで注意が及んでいることを表します。
「厳密」とは?
「厳密」とは細かい点まで見逃さないことを表す言葉であり、非常に細かい注意を払っている様を表すのが特徴です。
「厳密」は誤りや手落ちをなくすために十分な努力する時にも使われており、隙がない様子を表す時にも使うことが可能です。
「厳密」は仕事における解釈や判断、審査が非常に厳しい時にも使われており、機械的な検査から人の手によるチェックなど様々な方法があります。
「緻密」と「厳密」の違い
「緻密」は物事や創作物がきめ細かいことを表す言葉であり、クオリティに対して使うことが可能です。
「厳密」は細かい点を見逃さないことや注意を払うことを表す言葉であり、精密機械や重要な仕事のチェックに対して使われています。
「緻密」の例文
・『彼の作詞は緻密な論理と音韻で形成されており、毎回印象的なものが出来上がります』
・『緻密な造形しているフィギュアは本当に凄いと思いますし、飾っていて楽しいです』
「厳密」の例文
・『厳密なチェックの結果その車はリコール対象となりました』
・『厳密な検査を経たこともあり、この商品の安全性はとても高いものとなりました』
まとめ
「緻密」は物事や創作がきめ細かいことを表す言葉であり、「厳密」は細かい点を見逃さないことや厳しくチェックすることを表す言葉です。