「エスプリ」と「スピリット」はどちらも人の内面に関する言葉ですが、詳細な意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「エスプリ」と「スピリット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エスプリ」とは?
「エスプリ」はフランス語の“esprit”が語源となったカタカナ語で、「精神」もしくは「物事の本質」「物事における最も重要な部分」という意味があります。
また、「知性」「鋭い才知」といった意味も持ち合わせています。
「スピリット」とは?
「スピリット」は英語の“spirit”が由来の言葉で、「精神」「心」「魂」「霊」「霊魂」といった意味があります。
そのほか、「蒸留酒」という意味も含み、「アルコール度数の高い洋酒」に対して使用されることもあります。
「エスプリ」と「スピリット」の違い
「エスプリ」と「スピリット」の違いを分かりやすく解説します。
「エスプリ」は「精神」「物事の本質」といった意味を持ち、「一流の料理家としてのエスプリ」のように使われます。
また、「エスプリ」は「知性」「鋭い才知」を示す言葉でもあり、「エスプリの効いたコメント」「エスプリあふれる物語」といった使用例があります。
一方、「スピリット」は「精神」「心」「魂」「霊魂」などの意味があり、「侍スピリット」や「チャレンジスピリット」のように用いられます。
そのほか、「スピリット」は「ウォッカ」や「ジン」を中心としたアルコール度数の高い強い酒類に対して用いられることもあります。
なお、「エスプリ」はフランス語、「スピリット」は英語という違いもありますが、双方とも語源はラテン語の“spiritus”であり、「精神」という意味においては「エスプリ」も「スピリット」もほぼ同じ意味合いを持つとされています。
まとめ
「エスプリ」は「精神」「物事の本質」「鋭い才知」などを示し、「スピリット」は「精神」「魂」「心」「蒸留酒」などを示します。
両者が持つ意味を正しく認識して、場面に応じて適切に使い分けましょう。
ぜひ語彙力向上に役立ててください。