この記事では、「モットー」と「目標」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モットー」とは?
日常的に意識している振る舞い方や考え方を指す言葉が「モットー」です。
英語、イタリア語の「motto」が語源とされ、「モットー」と発音して意味は「言葉」です。
「標語」あるいは「座右の銘」などは、自分が大切にしている意識、言葉などを指すため、「モットー」の類語とも言えます。
例えば、多くの人が掲げる有名なモットーとして、「一日一善」、「一日一笑」、「一期一会」、「一刻千金」、「明日は明日の風が吹く」などが挙げられます。
「目標」とは?
「目標」は、「目指す」+「しるべ」という意味合いで成り立つことから、進むべき場所や目指すべき地点を表す言葉となります。
自分たちが進んで行きたい方向を、迷うことなく歩んで行けるように「目に見える印」として立てた「しるべ」が「目標」です。
例えば、「売上実績1位」、「全国大会優勝」、「甲子園出場」、「エベレスト登頂」などが挙げられます。
「モットー」と「目標」の違い
「モットー」は、自分が常に意識していたい考え方や振る舞いを表す言葉であるため、「一日一善」や「笑顔を忘れない」などのように、「目には見えない思い」のようなニュアンスがあります。
一方で、「目標」は、「目指す場所」を表す言葉であることから、「可視化された印」といったニュアンスを持つことが分かります。
例えば、「モットー」が「親切心」で、「目標」が「優勝」であれば、「目には見えない優しい心」と「自分たちが立ちたい場所」であることが理解しやすいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「モットー」と「目標」は、「目に見えない心」と「目に見えるようにした印」といったニュアンスの違いがあります。
また、「モットー」と「目標」は、実は密接な関係があるようにも受け取ることが出来そうです。
日々の仕事や暮らしの中で、大切にしている言葉や心情を「モットー」として掲げることで、自分が目指したい場所、そして生き方の「目標」に向かって、一歩ずつ良い方向に進んでいくように信じることができるからです。