英語には、日本語では同じでも微妙に違う言葉があります。
たとえば、「だから」という意味の英語は「thus」とか「therefore」などがあります。
それでは、この「thus」とはどういう意味でしょうか。
また、「therefore」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「thus」と「therefore」の違いを分かりやすく説明していきます。
「thus」とは?
「thus」とは、英語の単語で「だから」という意味でつかわれるものです。
接続詞ではなく副詞なので、2つの文章をつなげるときには「and thus」のように接続詞が必要になります。
「therefore」とは?
「therefore」とは、英語の副詞で「だから」あるいは「したがって」のような意味で使用されるものです。
口語でも使用されますが、若干堅苦しい言い方になるため、「thus」や「so」のほうがよく使われます。
「thus」と「therefore」の違い
「thus」と「therefore」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、日本語の意味としては「だから」である英語の単語であることは同じですが、微妙にニュアンスが違い、使い方も違ってきます。
そもそも、この2つの言葉は、同様の意味でつかわれる「so」が接続詞であるのに対して、副詞なので、本来は2つの文章をつなげる役割は持っていません。
したがって、使用するときには「I am Jappnese. Thus, I speak Japanese」のように、前の文章をいったん切って、次の文章の文頭で使います。
基本的には「therefore」も同様で、「I am Jappnese. Therefore, I speak Japanese」となり、まったく同じ文章で入れ替えて使用できます。
では、どんなニュアンスの違いがあるのでしょうか。
ひとことで言えば、「thus」は原因と結果、「therefore」は理由を表すという部分でしょう。
ただ、その違いは、ネイティブでも区別することはできないのが実情です。
まとめ
この記事では、「thus」と「therefore」の違いを、解説してきました。
この2つに加えて「so」も同じような意味で使用されますが。
日常会話においてはこれが最も頻繁に使われます。
そのため、高等英語教育の現場においては逆に「so」を使わないような教え方が行われているケースもあります。