この記事では、「呆れ」と「失笑」の違いを分かりやすく説明していきます。
「呆れ」とは?
「非常識なことや愚かなことに対して、驚きや怒りを感じること」を意味する言葉です。
「呆れ」は、相手の言動や行動が理解できないほど、おかしいと感じるときに使います。
「呆れ」には、ネガティブな感情が含まれます。
「失笑」とは?
「笑ってはならないような場面で、おかしさに堪えきれず、吹き出して笑うこと」を意味する言葉です。
「失笑」は、「笑いを失う」と書くため、「笑いも出ないほど呆れる」という意味だと思われていますが、実は違います。
「失笑」には、相手を見下すのような、ネガティブな感情は含まれません。
また、「失笑」は、「本当におかしくて、自然に笑いが起きてしまうこと」を表し、「吹いた」「吹き出す」という代わりに、「失笑」と表現することが可能です。
「呆れ」と「失笑」の違い
「呆れ」と「失笑」の違いを、分かりやすく解説します。
「呆れ」と「失笑」は、よく混同される言葉ですが、意味が違います。
「呆れ」は、「非常識なことや愚かなことに対して、驚きや怒りを感じること」を表します。
その一方で、「失笑」は、「笑ってはならないような場面で、おかしさに堪えきれず、吹き出して笑うこと」を表します。
「呆れ」の例文
・『彼女は彼の浮気を知り、怒りの余り呆れてものが言えない』
・『彼の自慢話には呆れて言葉も出なかった』
「失笑」の例文
・『彼女の滑稽な動きに失笑してしまった』
・『会場では観客から失笑が漏れていた』
まとめ
「呆れ」は、相手の言動や行動が理解できないほど、おかしいと感じるときに使う言葉で、ネガティブな感情が含まれます。
その一方で、「失笑」は、笑ってはならないような場面で、おかしさに堪えきれず、吹き出して笑うことを表す言葉で、ネガティブな感情は含まれません。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。
