浅瀬に住んでいる個体は判別しづらい?
この記事では、「メバル」と「カサゴ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メバル」とは?
カサゴ亜目メバル科メバル属の魚です。
有名なのはその名前の由来と雅称だと言えるでしょう。
目と口が大きく出張っている事から和名がつけられました。
雅称の春告げ魚。
春告げ鳥のメジロと並んで早春の訪れを表す言葉です。
また近年では種の分類が変更された事で有名だと言えるでしょう。
「カサゴ」とは?
釣りの経験者が少ない方の入門書では必ずその名前が挙げられるのが「カサゴ」だと言えるでしょう。
鋭い刺を頭部や背中に持ち合わせており毒性がある事で有名です。
フサカサゴ科の「ミノカサゴ」ほどの死亡例があるほどの強力な毒を持っているわけではありませんが、危険な魚である事に疑う余地はありません。
「カサゴ」に真っ赤な体色のイメージを持つ方も多いと思われます。
しかし深い水域に住んでいる個体だけに限られ、浅い水域では「カサゴ」同様の黒褐色の体色をしている事がより判別を難しくしていると言えるでしょう。
「メバル」と「カサゴ」の違い
「メバル」と「カサゴ」の違いを、分かりやすく解説します。
両者の判別は難しく、特に「カサゴ」は生息している海域によって体色が違ったり、近縁種により「メバル」に似た種類もいる事が判別を困難にしている要因だと言えるでしょう。
基本的には「メバル」は名前の由来通りに目が大きく頭が小さい個体が多いと言えます。
「カサゴ」その逆で目は小さく出張っていません。
また頭は大きめだと言えるでしょう。
また「カサゴ」は刺を持っていると言いましたが、背びれや尾ビレがギザギザな種類が多く、鋭い種類が多いと言えるでしょう。
前から見た時に厚みを感じられ体高は低めの傾向があります。
ただしこれらも総じて参考にしか過ぎません。
まとめ
「メバル」も「カサゴ」もその個体の棲息域によっては簡単に体色で判断できる場合もありますが、なかなか確信を持って判別できる人は少ないのが現実です。
「メバル」の名前の由来である目の大きさと頭の大きさ、そして体厚と体高からある程度の判断は可能。
目が大きく頭は小さめ体厚は薄く、比較的シンプルなフォルムなのが「メバル」だと言っていいでしょう。
「カサゴ」はその逆だと言えます。