この記事では、「内部」と「部内」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内部」とは?
「内部」な「ないぶ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物の中ある部分」という意味です。
2つ目は「組織を構成するひとつの範囲内でのこと」です。
「内部」の言葉の使い方
「内部」は名詞として「家の内部」「内部構造」「内部組織」などと使われます。
「内」は「一定の範囲のなか」「表向きでない」という意味、「部」は「分ける」「分けたもののひとつひとつ」「組織上の区分」「新聞や書物などの分量や冊数」という意味、「内部」で「一定の範囲に分けたものの中にあるところ」になります。
「部内」とは?
「部内」は「ぶない」と読みます。
意味は、「役所や会社など、業務により分かれた小組織の中でのこと」です。
ある大きな組織や機関で、業務により分割されたまとまりの範囲内でのことを表します。
「部内」の言葉の使い方
「部内」は名詞として「部内で話し合う」「部内会議」などと使われます。
上記で紹介した「内部」が「内側の部分」であるのに対し、「部内」は「部署の内側」という意味で、「組織上の区分の中でのこと」という意味になります。
「内部」と「部内」の違い
「内部」は「一定の範囲に分けたものの中にあるところ」です。
「部内」は「組織上の区分の中でのこと」です。
「内部」の例文
「内部」の例文は以下の通りです。
・『内部告発により不正が明らかになる』
・『これは内部の事情をよく知る者の仕業に違いない』
・『MRIで脳の内部までしっかりと検査する』
「部内」の例文
「部内」の例文は以下の通りです。
・『部内で担当業務の見直しをする』
・『コンプライアンスについて部内でよく話し合う』
・『年末に部内のみで忘年会を開く』
まとめ
今回は「内部」と「部内」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。