この記事では、「照度」と「輝度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「照度」とは?
照度は、しょうどと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、てるやてらし合わせるといった意味を持っている照の漢字に、程合いとか手本等の意味を有する度の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ照度は、物体の表面を照らしている明るさの度合いを表すのです。
より具体的には、単位面積が単位時間に受ける光の分量を示すのが、この照度という言葉となっています。
「輝度」とは?
輝度は、きどと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、かがやきや光かがやくといった意味の輝の漢字に、ものさしとか基準といった意味がある度の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から輝度は、光源が持つ眩しさの量を示すのです。
要するに、広がりのある光源の単位面積あたりの光の度合いを表現するのが、この輝度という言葉となっています。
「照度」と「輝度」の違い
照度と輝度の漢字表記を並べて見比べを行ってみると、直ぐに照と輝という漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
所がその後に続くのは同じ度の漢字であり、どちらも光の量を表する言葉という共通点もあります。
そのためいざ使い分けを意識すると、どちらを選択すべきかで迷ってしまう人もいるものです。
とはいえ照度は、照らされている面の光の量を表す言葉となっています。
もう一方の輝度は、光源自体が持っている眩しさの量を示す言葉です。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、共に光に関連した意味を所有する言葉同士となっています。
ただし指し示す意味には相違点を見出す事も可能であり、照度は光が照らされている面の明るさの度合いという意味で使われる言葉です。
対する輝度は、広がりを有する光源の単位面積あたりの光の量を示す言葉として用いられています。