この記事では、「マルバノキ」と「カツラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マルバノキ」とは?
「マルバノキ」とは、マンサク科マルバノキ属に分類されている落葉低木、または小高木のことを言います。
樹高は2mから4mで、日本固有種です。
「マルバノキ」の開花時期は、10月から11月頃です。
5個の花弁で、暗紅色の花が2個ずつ咲きます。
翌年の秋に果実が熟して、暗褐色になります。
「マルバノキ」の漢字は「丸葉木」と表記します。
「マルバノキ」は葉が円いことが名前の由来となっています。
「カツラ」とは?
「カツラ」とは、カツラ科カツラ属に属している落葉大高木のことを表しています。
樹高は20mから30mで、樹幹の径は2mあります。
日本の北海道から九州、中国、朝鮮半島に分布しています。
「カツラ」は雌雄異株で、花弁と萼(がく)がありません。
開花時期は3月から5月頃です。
10月から11月頃に、袋果(たいか)が集まってつきます。
葉は単葉で、ハートの形をしていて、秋に黄葉します。
「カツラ」の漢字表記は「桂」になります。
由来は落葉直後のよい葉の香りから、「香出る(かづる)」となり、「カツラ」の名前になったとも言われています。
「カツラ」は「万葉集」や「源氏物語」にも記載があります。
「マルバノキ」と「カツラ」の違い
「マルバノキ」と「カツラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マルバノキ」は秋に、「カツラ」は春に開花します。
また、「マルバノキ」は低木、または小高木ですが、「カツラ」は大高木です。
さらに、「マルバノキ」には花弁がありますが、「カツラ」にはありません。
両者にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「マルバノキ」の別称には、「ベニマンサク」があります。
名前の由来は、花が紅色をしているところから来ています。
また、「カツラ」には、「トワダカツラ」の別名があります。
それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。