この記事では、「心づもり」と「気構え」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心づもり」とは?
心の中で考える予定や計画を「心づもり」と言います。
いざという時に慌てないために心の中で考え準備しておくことを意味します。
加えて、願望に近い意味もある「心づもり」。
誰にも言わずに、こうしたいと計画を立てることも意味します。
言い換えれば、「意図」や「真意」「思うところ」「内心」「本音」「腹積もり」などになります。
「気構え」とは?
物事に対処する心の準備、意気込みを意味する「気構え」。
加えて、株式では相場の変動を予測すること、心配することも意味します。
言い換えれば、「心構え」や「決心」「決意」などになります。
「心づもり」と「気構え」の違い
「心づもり」と「気構え」の違いを、分かりやすく解説します。
「心づもり」と「気構え」はどちらも物事に対する心の準備を意味します。
そのうえで、「心づもり」の場合は、前向きな準備だけでなく仕方なく心の準備を行う意味も兼ね備えています。
一方、「気構え」の場合は後ろ向きの準備ではなく、やる気があり前向きな心の準備を意味するといった違いがあります。
多くの場合、「心づもり」はあまり前向きの言葉として用いられることが少なく、「万が一の場合の心づもり」など、仕方なく、最悪の場合を想定して、といった形で使用することが多くなります。
「心づもり」の例文
・『田舎の長男と結婚した私は、いずれ義理の両親と同居する心づもりはあります』
・『万が一の場合の心づもりはしているつもりです』
「気構え」の例文
・『引退する先輩にエースを引き継ぐ気構えを熱く語りました』
・『彼と私とでは仕事に対する気構えが違います』
まとめ
以上のように、「心づもり」と「気構え」には、前向きな心の準備なのか。
それとも、後ろ向きの心の準備なのかといった違いがあります。
その点に注意し使い分けることが大切です。