この記事では、「溶液」と「水溶液」の違いを分かりやすく説明していきます。
「溶液」とは?
「溶液(ようえき)」とは、2種以上の物質から構成され、液体状態で均一な混合物のことを表しています。
溶けている気体や液体、固体の物質を「溶質(ようしつ)」、溶かしている主要な液体成分を「溶媒(ようばい)」と呼んでいます。
液体のみの混合物の場合は、分量(分子数)の多い方を「溶媒」、少ない方を「溶質」としています。
また、「溶液」の英語表記は「solution」になります。
「水溶液」とは?
「水溶液(すいようえき)」とは、ある物質を水に溶解した液体のことを言います。
この場合、「溶媒」は水になります。
「水溶液」は色がついていても、いなくても、透明で透き通っています。
また、濃さが均一で、時間が経っても水と分離することはなく、沈殿はしません。
「水溶液」の例としては、「食塩水」、「炭酸水」、「砂糖水」、「塩酸」、「石灰水」などが挙げられます。
「水溶液」は英語で「aqueous solution」、「water solution」などと表記します。
「溶液」と「水溶液」の違い
「溶液」と「水溶液」の違いを、分かりやすく解説します。
「水溶液」は「溶液」の一種なので、「溶液」に含まれます。
「溶液」の中で、水が「溶媒」のものを「水溶液」と呼んでいます。
「水溶液」ではない「溶液」で身近なものとしては、「牛乳」、「コーヒー」、「ジュース」、「石鹸水」、「墨汁」などがあります。
「溶液」と「水溶液」にはこのような違いが見られます。
まとめ
今回は「溶液」と「水溶液」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「溶液」や「水溶液」、「溶媒」、「溶液」などは、学校の理科の授業で学んでいますが、改めて再確認してみるのも良いかもしれません。
「溶液」と「水溶液」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。