この記事では、「予見」と「予測」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予見」とは?
「予見(よけん)」とは、根拠のある未来の物事が起こる前に、その先を見通して出来事のみを知ることを表しています。
また、根拠はなしに、未来の出来事のみを知ることを「予知」と言います。
「予見」の「予」は、「あらかじめ」、「前もって」などの意味があります。
また、「見」は「みる」、「あらわれる」などの意味を持っています。
さらに、「予見」と関連した言葉としては、「予期」、「前知」、「先見」などが挙げられます。
「予測」とは?
「予測(よそく)」とは、根拠のある未来の出来事と、その後の成り行きや結果などを情報などに基づいて、あらかじめ見当をつけることを意味しています。
「予測」の「予」は前述の通りです。
また、「測」は「はかる」、「おしはかる」などを意味を表しています。
さらに、「予測」と関係した意味を持つ言葉には、「見込み」、「見通し」、「推測」、「推量」などがあります。
「予見」と「予測」の違い
「予見」と「予測」の違いを、分かりやすく解説します。
「予見」と「予測」はどちらも、根拠のある未来の出来事を知ることを表しています。
その上、「予測」はその後の展開の成り行きや結果までの見当をつけることを意味しています。
「予見」と「予測」にはこのような違いが見られます。
「予見」の例文
・『未来を予見した上で、今は何ができるのかを考えます』
・『このことに関しては予見はできても、現時点では、それに対してのより良い対策方法が見つかりません』
「予測」の例文
・『人生は時として、予測不可能なことが起こるものです』
・『未来予測をはるかに超える素晴らしい結果となりました』
まとめ
今回は「予見」と「予測」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「予見」と「予測」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。