この記事では、「理論」と「実践」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理論」とは?
「理論」は「りろん」と読みます。
実は、「ある事柄を、筋道を立てて考え、一定の法則や傾向などと結び付けて説明できる様にすること」という意味です。
ひとつのものごとについて、誰もが納得できる様な理由・事情・背景などを考え、人に説明したり、文章として発表することを表します。
つじつまが合っていて、豊富な知識により述べられる内容で、行動を伴わないことが前提です。
「理論」の言葉の使い方
「理論」は名詞として「理論を述べる・述べた」「机上の理論」などと使われます。
「理」は「ことわり」とも読み「玉石を磨いたときに現れる筋のある模様」から転じて「ものごとに備わった道筋」という意味、「論」は「さと(す)」とも読み「相手のわからないところや疑問をといて教える」という意味、「理論」で「相手の分からないところや疑問を、筋道を立てて説明すること」になります。
基本的に、説明のみで行動を伴わないものに使われます。
「実践」とは?
「実践」は「じっせん」と読みます。
意味は、「理論・計画・知識に基づき、目的を達成したり、変化をもたらすために自ら取り組む過程のこと」です。
上記で紹介した「理論」や、一般的に正しいとされている知識・情報を元に、ある目標を達成したり、他に影響を与えるために行動することを表します。
「実践」の言葉の使い方
「実践」は名詞として「実践する・した」「実践的」などと使われます。
「実」は「みの(る)」とも読み「草や木のみ」から転じて「中身が詰まる」「そらごとでない事柄」という意味、「践」は「踏み行う」「実行する」という意味、「実践」で「本当に行動すること」になります。
基本的に、理論や計画に基づいて行動することに使われます。
似たような言葉に「実戦(じっせん)」がありますが、こちらは「実際に行動して経験につなげること」というニュアンスです。
「理論」と「実践」の違い
「理論」は「相手の分からないところや疑問を、筋道を立てて説明すること、行動は含まれない」です。
「実践」は「理論や計画に基づいて行動すること」です。
まとめ
今回は「理論」と「実践」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。