この記事では、「なんなんですが」と「なんなんだけど」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なんなんですが」とは?
意に介さないことを述べたり、ついでに何かをお願いしたりするときに用いる語です。
「なん」は「なに」の音変化です。
「なに」は、不特定のものを指したり、心外である、信じられないという気持ちを表したり、意に介さない気持ちを表したりする意味があります。
「です」は敬意を表します。
「が」は、後に言葉を続けるときに用います。
たとえば、ある人にコピーをとってもらい、それを渡してもらったとします。
コピーをとってもらったついでに、これをホッチスでとめておいて欲しいです。
このようについでに何かをお願いするときに用いることがあります。
「なんなんだけど」とは?
意に介さないことを述べたり、ついでに何かをお願いしたりするときに用いる語です。
「なん」は「なに」の音変化になります。
「だけど」は「だけれど」のくだけた言い方です。
前に述べた事柄とは反対の意の事柄を述べるときに用います。
たとえば、同僚の服装が乱れているとします。
言いにくいことなのですが、指摘をしないと同僚が恥をかく可能性があります。
そこで、服装の乱れを指摘することにしました。
その際に、「言いにくいけれど」という意味合いでこの言葉を使用します。
「なんなんですが」と「なんなんだけど」の違い
「なんなんですが」と「なんなんだけど」の違いを、分かりやすく解説します。
意味に大きな違いはありません。
違いは丁寧さです。
「ですが」を使った方が丁寧な印象になります。
「だけど」はくだけた言い方です。
しかし、どちらの言葉も目上の人に対して述べるのは不適切です。
このような言葉遣いは、自分と同等の者、下の立場の者、親しい人などに対して使います。
まとめ
意味に大きな違いはありませんが、丁寧さに違いがあります。
しかし、どちらも目上の人に対して使うの失礼です。