「ky」と「kyt」はそれぞれ何を表す言葉でどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ky」と「kyt」の違いを解説します。
「ky」とは?
「ky」とは、「危険予知」を意味する言葉です。
「ky」の使い方
「Kiken Yochi」の頭文字をとった略語です。
危険が発生してから認識するのではなく危険が起きる前にあらかじめ知ることを意味します。
主に建設業や製造業など作業時に危険を伴う現場で用いられる言葉で、現場に潜む危険を事前に考えておくことで業務に伴うリスク回避や被害防止につなげる活動を表す言葉です。
危険な箇所の洗い出しや問題意識の共有など危険を事前に知っておく行為全般を表します。
「kyt」とは?
「kyt」とは、「危険予知訓練」を意味する言葉です。
「kyt」の使い方
「Kiken Yochi Training」の頭文字をとった略語です。
職場での事故や災害を防ぐには事前にどのような危険があるのかを理解した上で適切な対処方法や防止策を学ぶ必要があります。
予想される危険に対しあらかじめ訓練して対処できるようにしておく行為を「kyt」といいます。
「kyt」は職場の安全に対する重要な取り組みです。
潜在的な危険を事前にチェックしあらかじめ周知しておくだけではなく具体的な対策やトラブル発生時の対処方法など実践的な対応を訓練で身につけます。
「ky」と「kyt」の違い
潜在的な危険を知っておくのが「ky」で、潜在的な危険を知った上で最適な対処方法を訓練しておくのが「kyt」という違いで区別されます。
どちらも似たような意味で使われる言葉ですが「ky」は現場に潜む潜在的な危険の認識やリスクの洗い出しなどに重点を置いているのに対し「kyt」は防止策や対処法など実地訓練に重きを置いた表現です。
まとめ
「ky」と「kyt」は基本的には同じ意味ですが具体的な内容の違いで使い分けられます。
職場の危険を未然に防ぎ安全な環境を実現するためにも2つの言葉の違いを正しく理解して使い分けましょう。