この記事では、「脊椎動物」【せきついどうぶつ】と「無脊椎動物」【むせきついどうぶつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「脊椎動物」とは?
体の内側にあるいくつもの内骨格が様々な動きに対応して、活動を支える脊椎がある生き物を「脊椎動物」【せきついどうぶつ】といいます。
この内骨格は筋肉と体の内部がつながることで上半身を前後左右に曲げたり、両足を動かして歩くといった動きができるようになるわけです。
この「脊椎動物」の代表的な生き物としては、人間や熊、象といった哺乳類や、イモリ、ヤモリといった爬虫類、両生類の蛙、鶯や鳩という鳥類、魚類などになるわけです。
「無脊椎動物」とは?
背骨がない動物を「無脊椎動物」【むせきついどうぶつ】といいます。
例としては、軟体動物と呼ぶ蛸やイカといった体を自由に動かせる軟体動物があげられ、全身に弾力があり、思う方向に曲げられるほどやわらかい生物を指すわけです。
これらの生き物は外套膜【がいとうまく】によって内臓がしっかり守られています。
また、外骨格【の内にある筋肉によって外側にある骨格を柔軟に動かすのです。
この「無脊椎動物」にはミミズ、クラゲの他、節足動物の昆虫や甲殻類などが挙げられます。
「脊椎動物」と「無脊椎動物」の違い
「脊椎動物」と「無脊椎動物」の違いを、分かりやすく解説します。
人間であれば脊椎という部位がある生き物を「脊椎動物」と呼びます。
この骨があるおかげで上半身を真っ直ぐに支えられるだけでなく、うまくバランスを持って下半身を動かせるのです。
背骨には脊髄という神経が通っているため、圧迫されれば痛みを感じ、危険な状態から脱却するため行動します。
もう一方の「無脊椎動物」には脊椎がない軟体、節足動物、その他の3つに分けられるのが特徴的です。
節足動物はさらにバッタやかぶと虫といった昆虫類に、カニ、海老の甲殻類、蜘蛛のその他に分類されます。
まとめ
脊椎があるかないかという大きな違いがある生き物を指す言葉になりますので、どのような生物が当てはまるか資料や図鑑などで見比べてみるといいでしょう。