「去年」と「前年」の違いとは?分かりやすく解釈

「去年」と「前年」の違いとは?違い

この記事では、「去年」「前年」の違いを分かりやすく説明していきます。

「去年」とは?

「去年」は、今現在からさかのぼり、一年前であるという意味です。

なので、去年は、今現在という年月から一年前のことを指すので計算が容易で会話中に「去年」という言葉が飛び出せば、今現在からさかのぼって一年前であるという意味になります。

なお、「先年」という言葉がありますが、これは、以前の年月という意味で、半年前のことかもしれないし、3か月前かもしれないし、一年前のことかもしれないなどあやふやに時間をさかのぼって表現する言葉になります。


「前年」とは?

「前年」は、前の年というだけで、必ずしも、一年前のことを指しません。

なので、2年以上前のことかもしれないし、3年前の話かもしれないなどガバガバな過去にさかのぼる表現になります。

なので、「前年」を用いる場合、いつの年月から前の年であるかを宣言しないといつ頃の過去の話であるかすら分から無いという問題があります。


「去年」と「前年」の違い

両者の違いは時間をさかのぼるに際して、明確に一年前の話ですと言い切れるか、比較すべく月日を指定してから一年前であると切り出すかという違いです。

「去年」は、今現在からさかのぼり一年前で、「前年」は、比較すべく月日が2020年であれば、2019年のことを「前年」とします。

なので、「前年」は、比較すべく月日が無いと3年前の話を持ち出しても「前年」となります。

「去年」の例文

・『去年は猛暑であった』

「前年」の例文

・『「2020年度の決算について前置き後」前年において今期は黒字であった』

まとめ

「去年」については、一年前という意味になるため、現時点から一年前であると表現するための言葉です。

一方で、「前年」は前置きが必要で、比較対象の月日を指定した後、前の年はどうであるかを表現するので、比較対象が存在しない場合、3年前の話を持ち出してきて「前年」と言い切ることもあり得ます。

なので、明確にいつ頃の話であると表現する場合、「前年」は、絶対にいつ頃の話だという比較対象が必要です。

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