この記事では、「芽ひじき」と「長ひじき」の違いについて紹介します。
芽ひじきとは?
芽ひじきとは、ひじきの葉の部分のことをいいます。
ひじきは海藻の一種で、ヒバマタ目ホンダワラ科ホンダワラ属に属しています。
日本を含め東アジア全般に幅広く分布しており、日本では煮物などの食材として昔から食べられてきました。
乾燥した状態で販売されています。
ひじきはアクが強いので、生のまま食べるのには向いていません。
製造工程はメーカーによって違いますが、天日干しなど乾燥してから加工されることが多いです。
現在、日本で流通しているひじきの8割近くは韓国や中国からの輸入品になります。
芽ひじきは柔らかい食感をしており、姫ひじきや米ひじきと呼ばれることもあります。
炊き込みご飯にしたり、サラダにして食べたりもします。
長ひじきとは?
長ひじきとは、ひじきのうち茎の部分のことをいいます。
茎ひじきや糸ひじきと呼ばれることもあります。
長ひじきはボリュームがあって歯ごたえが良く、炒め物などにも使われます。
海藻独特の風味が強く、煮物などにも適しています。
茎は葉の部分よりもしっかりしているので、乾燥したものを水で戻す時には時間がかかります。
芽ひじきと長ひじきの違い
ひじきの葉の部分を集めたのが芽ひじきで、茎の部分を集めたのが長ひじきです。
芽ひじきの方が食感が柔らかく、長ひじきの方が歯ごたえがあります。
どちらも煮物や炒め物などに使われますが、炊き込みご飯には柔らかい芽ひじきを使うことが多いです。
海藻の風味が強いのは長ひじきの方になります。
それから乾燥したものを水で戻す際には、長ひじきの方が芽ひじきよりも時間がかかります。
1本のひじきから芽ひじきになる割合は8割で、長ひじきになる割合は2割です。
まとめ
ひじきのうち葉の部分が芽ひじきで、茎の部分が長ひじきです。
芽ひじきは食感が柔らかく、長ひじきはボリュームがあって歯ごたえもあります。