この記事では、「欠勤」と「休職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「欠勤」とは?
「欠勤」は「けっきん」と読みます。
意味は、「雇用契約を結んでいる従業員が、出勤するべき日にしないこと」です。
理由の如何を問わず、その日の仕事を休むことを言います。
「欠勤」の言葉の使い方
「欠勤」は名詞として「欠勤する・した」「無断欠勤」「欠勤届」などと使われます。
「欠」は「か(ける)」とも読み「あるべきものが足りない」から転じて「その場に出て来ない」という意味、「勤」は「つと(める)」とも読み「力を尽くして励む」から転じて「組織で仕事する」という意味、「欠勤」で「組織で仕事の場に出てこないこと」になります。
「休職」とは?
「休職」は「きゅうしょく」と読みます。
意味は「公務員や会社員などが、雇用条件を保証されたまま一定期間職務を休むこと」です。
何らかの理由があり、組織や会社に届け出ることで認められ、立場や職務、給与などは変わらずに、長期間仕事を休むことです。
「休職」の言葉の使い方
「休職」は名詞として「休職する・した」「休職届け」「休職期間」などと使われます。
「休」は「やす(む)」とも読み「仕事をやめて心身をいやす」から転じて「活動を一定期間停止する」という意味、「職」は「担当すべき役目や任務」「暮らしのためにする仕事」という意味、「休職」で「暮らしのためにする仕事を一定期間停止すること」になります。
「欠勤」と「休職」の違い
「欠勤」は「組織で仕事の場に出てこないこと、理由は問わない」になります。
「休職」は「暮らしのためにする仕事を一定期間停止すること、組織で認められたもの」になります。
「欠勤」の例文
「欠勤」の例文は以下の通りです。
・『熱が出て欠勤する』
・『休んだ後から欠勤届を出す』
・『無断欠勤が多いので注意される』
「休職」の例文
「休職」の例文は以下の通りです。
・『うつ状態になり休職する』
・『勤務中のケガにより休職する』
・『長期休職から復職する』
まとめ
今回は「欠勤」と「休職」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。