この記事では、「もちろん」と「言うまでもなく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もちろん」とは?
論じる必要のないほどはっきりしていることを表現する言葉で、主に話し言葉として使われます。
相手の質問やお願いに対して肯定的に答えるときに使用し、「当然」「無論」という意味に近いと考えられます。
相手から当然の事実を聞かれたり、断る理由がないお願いをされたりしたときは、「もちろん」と答えて問題ありません。
「言うまでもなく」とは?
あえて言う必要がないほどわかりきっていることを表現する言葉で、書き言葉と話し言葉のどちらでも使用できますが、主に書き言葉として使われます。
相手にとって自明なことを強調するときに使われることが多いでしょう。
「もちろん」と「言うまでもなく」の違い
「もちろん」と「言うまでもなく」の違いを、分かりやすく解説します。
「もちろん」と「言うまでもなく」という言葉は、どちらも言うまでもないことを意味しているという共通点がありますが、使い方やニュアンスには違いがあります。
「もちろん」は、話し手の主観的な判断や感情を表すときに使う言葉で、主に話し言葉として使われ、「言うまでもなく」は、客観的な事実や一般的な常識を表すときに使う言葉で、主に書き言葉として使われると言えるでしょう。
「もちろん」の例文
・『明日の飲み会はもちろん参加します』
・『彼女は、顔はもちろん性格も完璧です』
「言うまでもなく」の例文
・『言うまでもなく、彼は天才だ』
・『言うまでもなく、この問題は早急に解決しなくてはならない』
まとめ
「もちろん」は話し言葉として使うことがあり、「言うまでもなく」は書き言葉として使用されるケースがあります。
また、「もちろん」は相手の質問やお願いに対して答えるときに使うことが多く、「言うまでもなく」は自分の意見や判断を述べるときに使用するでしょう。
最後に、「もちろん」は話し手の主観的な判断を表すことが多く、「言うまでもなく」は客観的な事実を表します。