いざ金沢へ!この記事では「特急しらさぎ」と「サンダーバード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「特急しらさぎ」とは?
JR東海の運航する特急列車であり、名古屋発米原経由で金沢まで向かいます。
JR西日本と北陸本線を象徴するブルーのカラーリングに加え、JR東海を象徴するオレンジラインが印象的だと言っていいでしょう。
米原で進行方向が変わるために座席をクルリと1回転を乗客自ら行うのは開業当時からの風物詩でもあります。
「サンダーバード」とは?
前身はいわゆる国鉄時代のエル特急「雷鳥」であり、それが「スーパー雷鳥」を経て「サンダーバード」になりました。
大阪発でJR西日本運航の特急列車になります。
琵琶湖西側を通って敦賀方面から北陸へと向かうルートを取ります。
有名な逸話としては北陸新幹線の開業以前は富山まで運航していました。
そのため黒部、白山を象徴する雷鳥が名前の由来であると勘違いされる事が多くいらっしゃいます。
元々はアメリカインディアンのスー族に伝わる神話のサンダーバードが由来でした。
「特急しらさぎ」と「サンダーバード」の違い
「特急しらさぎ」と「サンダーバード」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はJR東海が運航する特急列車であり名古屋発米原経由金沢行きになります。
後者はJR西日本が運航する特急列車であり大阪発京都経由金沢行きになりました。
使用する車両は同一系統が使われますが、特急しらさぎにはJR東海のイメージカラーであるオレンジのラインが塗装されているのが印象的でしょう。
かつてのエル特急時代の様にフロントにヘッドマークがついていない為、正面からは一見では判別しにくいとも言えます。
またしらさぎには元々車内販売は運航本数が限られており、飲料の自動販売機もごく稀の列車にしかありませんでした。
その点サンダーバードは優遇されており、北陸新幹線の開業以降も車内に飲料自販機が搭載された列車が多かったもの2022年春を持って全廃されています。
また特急しらさぎは運航開始当初から変わりませんが、米原駅で進行方向が逆になるため、座席の回転が名物。
決して強制的ではありませんが車内アナウンスも流れると乗客が自ら回転させます。
また米原駅でシステム上5分から10分程度停車するため、飲料はここで購入される方も多く見られます。
サンダーバードは回転する必要もないため終点金沢まで眠る事も可能です。
まとめ
特急しらさぎはJR東海が運航する特急列車で米原から敦賀へ向けて進行方向を変え、琵琶湖の東ルートをとります。
サンダーバードはJR西日本が運航する特急列車で京都から琵琶湖の西ルートをとります。
敦賀以降は金沢までしらさぎとかわりません。
使用する列車は同系統。
北陸本線はJR西日本管轄のため、サンダーバードの機体にはブルーのラインが装飾されています。
しかし特急しらさぎはJR東海運航のため、青のラインの下にオレンジラインが足されています。
かつてのエル特急の様にフロントマークがない為正面からは両者が判別しにくいのは間違いありません。