硬い甲羅や身体を持っている海の生物として有名なものには「カニ」や「ヤドカリ」があります。
この記事では、「カニ」と「ヤドカリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カニ」とは?
「カニ」とは十脚目短尾下目に分類される甲殻類を示す言葉であり、主に海などに生息しています。
「カニ」は海以外にも淡水や陸に生息しているものも存在しており、世界中で様々な種類が生息しています。
「カニ」は身体の大部分はキチン質という硬い甲羅で形成されており、頭胸部には5対10本の歩脚が存在するのが特徴です。
この歩脚のうち最も前端になる部分の1対はハサミ状になっており、餌を掴む用途や敵を威嚇するために使われます。
「カニ」は世界中で食用として用いられることが多く、ズワイガニや毛ガニ、ガザミなどは色々な料理に使われています。
「カニ」料理の代表的なものにはしゃぶしゃぶや焼き物、刺身、サラダ、カニ汁、カニ鍋などが人気です。
「カニ」の風味に似せた食材には「カニカマ」があります。
「ヤドカリ」とは?
「ヤドカリ」とは十脚目ヤドカリ上科に分類される甲殻類を示す言葉であり、巻貝の中に身体を収めて生活するのが特徴です。
「ヤドカリ」は漢字で「宿借」や「寄居虫」と書きます。
「ヤドカリ」は色々な場所に生息する甲殻類であり、深海から岩礁、珊瑚礁、波打ち際、砂泥など様々な場所で生息することが可能です。
「ヤドカリ」は危険を感じると巻貝の中に身体を引っ込め、大きな鋏脚で殻の口を塞ぐことで身を守る習性が存在します。
「ヤドカリ」は自分の成長や巻貝の状態の応じて引っ越しする習性があり、新しく住む巻貝は他の「ヤドカリ」が死んだものを使います。
「カニ」と「ヤドカリ」の違い
「カニ」や「ヤドカリ」はどちらも十脚目という共通点がある甲殻類です。
「カニ」は食用として人気があり様々な料理に使われています。
「ヤドカリ」は巻貝に住んでおり、定期的に引っ越しするのが特徴です。
まとめ
「カニ」や「ヤドカリ」は硬い身体を持っている甲殻類です。