「輝」と「暉」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「輝」と「暉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「輝」とは?
「輝」の読み方は、音読みで「キ」。
訓読みで「かがやく」、「てる」となります。
意味は、かがやく、かがやき、かがやかしい、です。
まさに、キラキラと光り輝いている様子を意味する「輝」。
「輝」は常用漢字となるため、新聞や教科書といった印刷物で用いられている漢字になります。
例えば、「輝度」や「輝星」、「光輝」などとなります。
「暉」とは?
「暉」の読み方は、音読みで「キ」。
訓読みで「ひかり」、「かがやく」、「ひかる」となります。
意味は、ひかり、日のひかり、かがやく、ひかる、あきら、です。
まさに、キラキラと光り輝いている様子を意味する「暉」ですが、常用漢字ではありません。
そのため、新聞や教科書といった印刷物に用いられることはなく、基本的に人の名前の際に使用される人名漢字となります。
「輝」と「暉」の違い
「輝」と「暉」は、同じ、キラキラと光り輝いている様子を意味する言葉になります。
そのうえで、明確な違いがあります。
「輝」は、常用漢字となり、一般的に用いられることのできる漢字になります。
一方、「暉」は常用漢字ではありません。
人名漢字となり、一般的に広く使用されている漢字ではありません。
また、光源の明るさを示す言葉となる「輝度」には必ず「輝」を用いらなければならないと決められています。
「輝」の例文
・『光り輝く星空を見るのが好きだ』
・『彼は甲子園で輝かしい功績を残した選手です』
「暉」の例文
・『落暉を映す海が好きです』
・『昔から子どもの名前には暉を使いたいと思っていました』
まとめ
以上のように、同じ意味を持つ「輝」と「暉」ですが、「輝」は常用漢字。
「暉」は人名漢字といった違いがあり、広く用いられている漢字は「輝」の方であるという違いがあります。