「返礼品」と「香典返し」の違いとは?分かりやすく解釈

「返礼品」と「香典返し」の違いとは?違い

「返礼品」「香典返し」はどちらも人に対して感謝やお礼の気持ちを込めて贈る品物です。

2つの贈り物にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「返礼品」「香典返し」の違いを解説します。

「返礼品」とは?

「返礼品」とは、「お礼のために贈る品物」を指す言葉です。


「返礼品」の使い方

恩義のある人や寄付してくれた人など相手に対しお礼の気持ちを込めて贈る品物を指します。

恩義や感謝の気持ちとして贈られる品物全般に対して用いられる表現で、近年は税金の一部を希望の自治体に納めるふるさと納税のお礼として贈られる品物を表す意味で使われています。

狭義では葬儀に参加してくれた人に対して感謝の気持ちを表す意味で贈る品物を表す言葉です。


「香典返し」とは?

「香典返し」とは、「香典に対するお返しで贈る品物」を指す言葉です。

「香典返し」の使い方

人が亡くなると葬儀が開かれますが、仏式の葬儀では参列者が故人に対する供え物として現金や品物を贈ります。

葬儀の参列者が持参するお供えのお金を「香典」といい、香典を頂いた参加者に対してお礼の意味で贈る品物が「香典返し」です。

香典の半額程度が相場とされており海苔やお茶、タオルなどが定番です。

「返礼品」と「香典返し」の違い

「返礼品」「香典返し」の違いは「贈る理由」です。

お礼の意味で贈る品物全般を指す言葉が「返礼品」、香典を頂いた葬儀の参列者に贈るお礼の品物が「香典返し」なので「香典返し」は葬儀の時のみ使う表現です。

「香典返し」「返礼品」の一種に当たり、香典がない仏式以外の葬儀では「香典返し」に相当する贈り物を「返礼品」と呼びます。

「返礼品」の例文

・『ふるさと納税の返礼品が届いた』
・『立派な返礼品に恐縮してしまった』

「香典返し」の例文

・『帰る前に香典返しを受け取る』
・『香典返しはお茶の詰め合わせだった』

まとめ

「返礼品」「香典返し」は香典のお礼か否かで区別されます。

仏式の葬儀かどうかが基準になるので憶えておきましょう。

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