この記事では、「不謹慎」と「不用意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不謹慎」とは?
「不謹慎」は「ふきんしん」と読みます。
意味は、「ふまじめで、人に対して遠慮する気持ちがないこと」です。
その場の雰囲気や、他人への礼節をわきまえず、その場で思い浮かんだままの言動をすることを表します。
「不謹慎」の言葉の使い方
「不謹慎」は名詞・形容動詞として「不謹慎だ・である」「不謹慎な態度」などと使われます。
「不」は「〜でない」「〜しない」という打消しの語、「謹」は「言動に注意してかしこまる」「細かく気を配る」という意味、「慎」は「つつ(しむ)」とも読み「手落ちのないように気を配る」という意味、「不謹慎」で「言動に手落ちのない様に気を配らなかったり、かしこまらないこと」になります。
基本的に、控えめに振る舞う気持ちがない様子に使われます。
「不用意」とは?
「不用意」は「ふようい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「準備が整っていないこと」という意味です。
2つ目は、「その場でするべき注意が足りないこと」という意味です。
「不用意」の言葉の使い方
「不用意」は名詞・形容動詞として「不用意だ・である」「不用意な発言」などと使われます。
「不」は「〜でない」「〜しない」という打消しの語、「用」は「もち(いる)」とも読み「使う」という意味、「意」は「心の中の思い」「気持ち」「考え」という意味、「不用意」で「前もって使うことを考えないこと」「前もって気を使わないこと」になります。
「不謹慎」と「不用意」の違い
「不謹慎」は「言動に手落ちのない様に気を配らなかったり、かしこまらないこと」です。
「不用意」は「前もって使うことを考えないこと」「前もって気を使わないこと」です。
まとめ
今回は「不謹慎」と「不用意」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
