この記事では、「ホットク」と「ハットグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ホットク」とは?
「ホットク」とは、朝鮮料理におけるお菓子の1つです。
韓国では、価格の安い庶民的なお菓子として扱われており、屋台には行列ができるほどに親しまれているそうです。
日本でも、コリアタウンや韓国料理店で取り扱われていることがあります。
「ホットク」はホットケーキの中に甘い飴を入れたお菓子であり、日本でいうところの「おやき」に近いと言えます。
「ホットク」という名称は「胡の餅」=「トック」を意味しており、19世紀の末頃に移民として朝鮮へやってきた中国人の商人によって生み出されたと考えられているそうです。
また、「ホットク」には生地にパン生地やトウモロコシ粉を用いたもの、緑茶を混ぜ込んだもの、油を用いず焼き上げたもの、ナッツ類やゴマ、豆類を混ぜたもの、飴を入れずに生地だけ焼いたものなど豊富なバリエーションが存在しています。
「ハットグ」とは?
「ハットグ」とは、いわゆる「ホットドッグ」のことであり、“hot dog”(ホットドッグ)を韓国読みにした名称です。
日本でいうところの「アメリカンドッグ」(串を刺したソーセージに小麦粉で作った生地を付け、油で揚げたもの)に当たります。
韓国では屋台料理の定番メニューとして親しまれています。
「ホットドッグ」と同じく、好みによってケッチャプやマスタードをかける他、砂糖をまぶしてからケチャップをかけることもあるようです。
この砂糖をまぶしてケチャップをかけるスタイルはかつての主流であり、「イェンナルハットグ」(昔風アメリカンドッグ)とも呼ばれています。
その他、「ハットグ」にはソーセージの代わりに、サイコロ状のフライドポテトを衣に混ぜたものや、ソーセージの代わりにチェダーチーズやモッツァレラチーズを入れた「チーズハットグ」などのバリエーションも存在しています。
このうち、「チーズハットグ」は2018年頃に日本でトレンドとなりました。
そのため、日本で「ハットグ」と言えば、この「チーズハットグ」を指す場合が多いようです。
「ホットク」と「ハットグ」の違い
「ホットク」と「ハットグ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ホットク」はホットケーキの中に甘い飴を入れた朝鮮のお菓子であり、「ハットグ」は「ホットドッグ」を韓国読みにした料理のことです。
まとめ
「ホットク」と「ハットグ」はどちらも韓国の屋台などで売られていますが、それぞれ別の料理を指すということでした。