この記事では、「SR44」と「LR44」の違いを分かりやすく説明していきます。
「SR44」とは?
SR44は、酸化銀ボタン電池の事を表すのです。
幾つか種類があるボタン電池の1種であり、1. 55vの電圧となっています。
このSR44の特徴としては、1. 55v前後の電圧を維持出来るため、高い性能を長く保たせる事が可能な電池です。
更に正極は酸化銀であり、寿命が比較的長いボタン電池として性能面が優れているのは魅力ですが、価格は幾分高めな設定で販売されている事が多くなっています。
「LR44」とは?
LR44は、アルカリボタン電池を示すのです。
ボタン電池の1つであり、正極が二酸化マンガンとなっています。
電圧は1. 5vで時間の経過と共に、徐々に電圧が下がって行く構造となっているのが特徴です。
お陰で電池としての寿命は長いとは言えず、時間が経過すると共に液漏れもし易い構造となっています。
もっともその分、安価な価格で販売されているので使い勝手としては悪くはありません。
「SR44」と「LR44」の違い
SR44とLR44の文字表記比較して見比べを行ってみると、最初のSとLの文字に違いがある事に気付けるものです。
所がその他の文字や数字は同じであるだけでなく、どちらもボタン電池の種類を表す言葉であり、サイズも一緒であるため、混同する恐れは十分にあります。
とはいえ電池としての特徴に違いが見られるので、そこを把握すれば上手に使い分けが可能です。
ちなみにSR44は、酸化銀ボタン電池の事であり、電圧は1. 55vで高い電圧を維持出来るので、比較的寿命が長いボタン電池となっています。
もう一方のLR44は、アルカリボタン電池の事で、電圧は1. 5vで時間の経過により徐々に電圧が下がって行くため、電池としての寿命はそこまで長くはありません。
まとめ
2つの言葉には共通する文字や数字があるだけでなく、どちらもボタン電池の種類を指し示す言葉です。
ただし電池としての特徴に違いがあり、SR44は、電圧1. 55vの酸化銀ボタン電池を表し、長時間電圧を維持するのが特徴で、電池寿命も長めとなっています。
対するLR44は、電圧1. 5vのアルカリボタン電池を示し、時間の経過で電圧が落ちるので電池寿命は長くはありませんが、その分、手頃な価格で購入可能な電池です。
