この記事では、「施す」と「寄付する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「施す」とは?
「施す」とは良い効果や結果になることを期待して行動したり改善することです。
そのことから苦境にいる人やつらい状況にいる人を憐れみ、その苦しみから開放されるように、最低でもその苦しみがマシになるように助けとなる行動を起こすことも指します。
代表的なものとしては金銭や物品を与えることですが、必ずしも何か物を与えるというわけではなく、怪我や病気を治療したり、技術を教える形で施すことも珍しくありません。
「寄付する」とは?
「寄付する」とは金銭や物品を無償で相手に譲り渡すことです。
見返りを求めず対価となるようなものを受け取らず、相手へお金や物を渡すことになるので、自身には得がないどころか明確に損となります。
そのため損得勘定を度外視して相手を哀れんだり慈善の心でもって、純粋に相手のためを思って行われることがほとんどです。
また相手に渡すものは金銭や物品だけに限られるので、技術提供したりタダで怪我人病人を治すことは寄付するとは言いません。
「施す」と「寄付する」の違い
「施す」と「寄付する」の違いを、分かりやすく解説します。
困っている人を哀れんで助ける行いをするのが「施す」で、金銭や物品を相手に無償で譲り渡すのが「寄付する」です。
「施す」はお金や物などの有形のものとは限らず、技術を教えるなどの方法で無形のものを渡すこともありますが、「寄付する」は物でもお金でも必ず有形のものを渡します。
また「施す」には相手を治療したり手伝ったりなど、何かを渡さない形で助けることも含む言葉です。
まとめ
相手を憐れんで助ける行為全般が「施す」で、その中の代表例とも言えるのがお金や物を相手に譲り渡す「寄付する」ことだと言えるでしょう。
なので寄付することは施すこととも言えますが、逆に施すことのすべてが寄付することだとは限りません。
