「お陰をもちまして」と「お陰様」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お陰をもちまして」と「お陰様」の違いとは?違い

この記事では、「お陰をもちまして」「お蔭様」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「お蔭をもちまして」とは?

相手からの親切な助けによって問題が無事解決した後、感謝するために使う言葉が「お陰をもちまして」【おかげをもちまして】です。

例としては、職場で間違った資料を提出してしまい、上司から叱られそうになれば素早く訂正し、助けてくれた人に貴方のおかげで悪い状況にならずにすんだと話します。

このように、自分にとって良い成果があればメールや電話で丁寧に感謝の気持ちを伝えるのです。


「お蔭様」とは?

上司や目上の人へ敬意の気持ちを表す「お蔭様」【おかげさま】は、相手の助言した通りに行動すると良い結果になったと感謝の意を持って伝えます。

本来、「お蔭」には人の目でそう簡単に見えないご加護という意味が込められている言葉です。

自分を助けてくれた人はまるで神様のように見えて敬うべき存在となり、「お蔭様で助かりました」と両手を合わせるように感謝します。


「お蔭をもちまして」と「お蔭様」の違い

「お陰をもちまして」「お陰様」の違いを、分かりやすく解説します。

目上の人や、取引先に助けてもらったとき感謝の言葉として使う言葉が「お蔭をもちまして」です。

相手がいてくれたからこそ悪い状況を改善できたり、自分に都合が良い状態になった状況を伝えられる言葉になります。

もう一方の「お蔭様」は親戚や知人、職場の人が自分を心配してくれたご好意に感謝する気持ちを持って使う言葉です。

使い方としては、「お陰様で遅刻せずにすみました」といえば、車を貸してくれたり、駅まで送ってくれた貴方がいてくれたからこそ状況が悪くならずに済んだと伝えられます。

「お陰をもちまして」の例文

・『皆様のお蔭をもちまして、難しい研究も順調に進められました』
・『部長のお陰をもちまして、希望する部署で楽しく仕事ができました』

「お陰様」の例文

・『説明書を用意してくれたので、お陰様で問題なく説明できました』
・『仕事を引き受けてもらったので、お陰様で講義に参加できました』

まとめ

意味が似ている言葉を2つご紹介しました。

ただ、少し使い方に工夫する必要性がありますので、どのような問題が起きたか目を向けてから使い分けてみましょう。

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