寒い時期や冬に吹く風を示す言葉には「寒風」や「北風」があります。
この記事では、「寒風」と「北風」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寒風」とは?
「寒風」とは寒い風を示す言葉であり、季語としては冬を示す時に使います。
冬の季節は北の方から風が吹くことで気温が下がるのが特徴であり、「寒風」は全般的な冷たい風を示す時に使います。
「寒風」は「さむかぜ」や「かんぷう」と読むことが可能です。
「北風」とは?
「北風」とは北の方から吹く風を示す言葉であり、日本では季節風として冬に吹くものとして知られています。
日本の「北風」は主に北西方向から吹く季節風を示すものであり、気温が段々と下がり地域によっては雪が降る場所も存在します。
この「北風」はアジア地方から日本海を渡ってくることから水分を含んでいるのが特徴です。
この水分が混ざった「北風」が山地にぶつかることで大きな降雪を起こし、太平洋側には乾いて寒い風となって到来します。
「北風」の反対語には「南風」があり、こちらは春から夏にかけて吹く温かい風を示す言葉として有名です。
「南風」は「みなみかぜ」以外にも「なんぷう」と読みます。
「寒風」と「北風」の違い
「寒風」や「北風」はどちらも寒い時期や冬に吹く風を示す言葉です。
どちらも同じように使うことが可能ですが、後者には童謡として有名な「北風小僧の寒太郎」があります。
「寒風」の例文
・『寒風が段々と強くなってきました』
・『寒風の中でも毎日欠かさず犬の散歩に行っています』
「北風」の例文
・『明日は北風が強くなるので、しっかりと着込んでいこうと思います』
・『北風がびゅうびゅう吹いており、コートの前を閉じました』
まとめ
「寒風」や「北風」は寒い時期や冬に吹く風を示す言葉として使われます。
この時期は他にも木枯らしや空っ風が吹き、気温と合わさって体感気温が低くなります。
この2つの風は寒さだけではなく雪を降らせるものであり、俳句の季語としても使われます。