この記事では、「感心」と「感動」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感心」とは?
「感心(かんしん)」とは、すぐれたものに対して、深く心に感じ入ることや、心動かされることを言います。
「感心」の「感」は「心が動く」、「心が物事に応じて動く」などの意味があります。
また、「心」は「こころ」、「精神」、「思い」、「気持ち」などを表しています。
「感動」とは?
「感動(かんどう)」とは、物事に対して強く心を動かされることや、その心持ちのことを表しています。
「感動」の「感」は、前述のとおりの意味になります。
さらに「動」は、「うごく」、「うごかす」、「うごき」などを指しています。
「感心」と「感動」の違い
「感心」と「感動」の違いを、分かりやすく解説します。
「感心」とは、すぐれたものに深く心動かされることを言います。
一方、「感動」はある物事に強く心を動かされることを表しています。
「感心」と「感動」はどちらも強く心を動かされることを意味しています。
しかし、「感心」はすぐれたものに心動かされるのに対し、「感動」はあらゆる出来事や物事に対してを意味しているので、この点に違いがあります。
「感心」の例文
・『私は彼の行いに、いつも感心しています』
・『私は彼女の才能に、改めて感心しました』
・『彼女は彼の予想以上の成果に、素直に感心していました』
・『彼はそのことに対して、しきりに感心していた』
「感動」の例文
・『この映画は最後に感動的なシーンがありました』
・『私はあの時の感動体験が、今の仕事に繋がっています』
・『私はこの本を読んで感動したので、他の人にも勧めました』
・『彼女は何ごとにも感動しやすい性格のようです』
まとめ
「感心」は漢字の意味で見てみると、「心や気持ちが動く」のような意味合いになります。
また、「感動」は漢字の意味でみると、「心を動かす」と言うような意味合いになります。
それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。