「暴風雨」と「豪雨」の違いとは?分かりやすく解釈

「暴風雨」と「豪雨」の違いとは?違い

この記事では、「暴風雨」【ぼうふうう】と「豪雨」【ごうう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「暴風雨」とは?意味

まるで風と雨が暴れている状況を「暴風雨」【ぼうふうう】といいます。

あたりかまわず暴れるようにして強く吹く風は自転車やバイクをなぎ倒し、外に置いてある鉢植えやゴミ箱まで豪快に吹き飛ばす威力があるのです。

また、横なぶりに降る強い雨は激しい音を立てて屋根や車に当たり、その音は人々に恐怖を与えるでしょう。


「豪雨」とは?意味

土砂崩れや洪水といった大雨によって起こる災害を発生させるのが「豪雨」【ごうう】です。

洪水によって人家や自動車が流されたり、家畜が土砂で埋もれて死ぬといった災害を巻き起こす大雨の現象を指す言葉であり、川や山に近い人たちに対して天気予報士は事前に「高台へ逃げるよう注意をうながすわけです。

それほど雨が多量に降る状況を意味しています。


「暴風雨」と「豪雨」の違い

「暴風雨」「豪雨」の違いを、分かりやすく解説します。

暴れ狂う風とひっきりなしに降る雨を伴う天気を「暴風雨」と呼びます。

雨戸を閉めていても窓がかたかたと震えるほど風が強く、隙間から雨が入ってくる激しい雨風によって床や壁が濡れてしまう被害が起こりやすいのです。

木が根元から折れて家を直撃したり、壁が壊れて水が入ってくる非常に危険な自然が巻きこす現象になります。

もう一方の「豪雨」は、雨が多量に降り続く状況を意味しているのが分かる言い方です。

川は濁流となり、橋を押し流す被害をもたらすほど、大雨よりもさらに多くの雨が降るといった状況を意味します。

「暴風雨」の例文

・『暴風雨で人を乗せたまま車が飛ばされた光景が恐ろしい』
・『家の窓が暴風雨で割れて雨が入り、畳が駄目になった』

「豪雨」の例文

・『豪雨で牛舎に大量の雨が流れ込み、かき出すのに苦労した』
・『豪雨で川の水が溢れて、歴史ある橋が跡形もなくなった』

まとめ

どちらもひどい災害をもたらす恐れがある悪天候を表すものですが、ひどい雨風を伴うか、それとも激しい雨が降るかの違いがありますので、天候によってうまく使い分けてみるといいでしょう。

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