この記事では、「本格」と「本物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本格」とは?
もともとの格式、またそれに従っているさまという意味です。
「本」という漢字には、もともとの、正式のという意味があり、「格」という漢字には、おきて、組織された物事の本質をなすものという意味があります。
このことから「本格」には、もともとという意味が含まれることがわかります。
技術や芸能などには、その流派に伝わっている形のようなものがあります。
正式なやり方があるのです。
そのことを「流儀の本格に従う」といいます。
コーヒーには、インスタントやドリップなどがあります。
正しく淹れたドリップコーヒーは「本格的」といえます。
「本物」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、偽物ではない、本当のことです。
ブランド物は高価です。
欲しいという人は少なくありませんが、手を出すことにためらいがあります。
そんな人たちを狙って、偽物の少し安い品物が出回っています。
これは「本物」のブランド品とはいえません。
偽物でも作り物でもないものが「本物」が意味するものです。
「本」は正式の、「物」はもの、事柄という意味を持つ漢字です。
このことから「本物」には、正式なものという意味があることがわかります。
もう一つの意味は、見せかけではなく実際に備えていることです。
本当に技術を持っていることは「技術は本物だ」のようにいいます。
うわべだけではないことをいいます。
「本格」と「本物」の違い
「本格」と「本物」の違いを、分かりやすく解説します。
「本」という漢字を含む点が似ていますが、意味は異なります。
「本格」はもともとの格式という意味です。
本来のといった意味になります。
「本物」は偽物ではないという意味で、本当のことを意味します。
まとめ
どちらの言葉も「本」という漢字を含み、似たような意味を持っているように感じますが、それぞれ意味するものは違います。