「糖衣」と「アイシング」の違いとは?分かりやすく解釈

「糖衣」と「アイシング」の違いとは?違い

この記事では、「糖衣」「アイシング」の違いを分かりやすく説明していきます。

「糖衣」とは?

「糖衣」とは錠剤やお菓子の表面を覆う膜です。

薬に関しては苦さや臭いのせいで飲みにくい薬の味と臭いを感じさせないようにするとともに、薬の成分が揮発しないように糖分などの成分によるコーティングを指します。

お菓子についてはチョコレートやゼリーなどを溶かした砂糖でコーティングしたお菓子のコーティング部分が「糖衣」です。

こうすることで衣部分の味と食感と異なる中身の味と食感が楽しめますし、口の中で噛み砕いた瞬間に口内に香りが広がるという味わい方ができるようになったり、中身が溶けたり崩れたりせずに味わいやすくなります。


「アイシング」とは?

「アイシング」とはお菓子のデコレーションに使われる粉糖を溶かしたペーストです。

粉糖を水や牛乳や卵白と混ぜてペースト状にすると、水分がある時には好きに形を整えられて乾燥すればそのまま固くなります。

これを利用して着色料も混ぜたもので見た目のためにデコレーションしたり、粉糖のみを混ぜたものや香料を混ぜたものでお菓子の味付けなど様々な目的で使われる技法です。

パンやケーキの上から掛けるように使うこともありますが、完全に覆い尽くすようにコーティングすることは基本的にありません。


「糖衣」と「アイシング」の違い

「糖衣」「アイシング」の違いを、分かりやすく解説します。

糖分を含む衣で薬やお菓子の表面を完全にコーティングしたものが「糖衣」で、粉糖を溶かしたペーストをお菓子やパンなどにかけたりつけて固めるものが「アイシング」です。

「糖衣」は内容物の薬やお菓子を完全に覆いますが、「アイシング」はお菓子に掛けたりデコレーションはしても覆うようには使いません。

まとめ

砂糖の衣で完全にコーティングするのが「糖衣」に対し、「アイシング」は粉糖を溶かしたペーストでパンやお菓子を覆い尽くさずデコレーションするものです。

成分や作り方も違いますが完全に包み込むか包み込まない程度に掛けて覆うかが一番わかりやすい違いでしょう。

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