この記事では、「コヨーテ」と「オオカミ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コヨーテ」とは?
「コヨーテ」は、食肉目イヌ科イヌ属に属する哺乳類です。
英語表記では、“coyote”です。
北アメリカ大陸に多く生息する「コヨーテ」。
草原に暮らしていることから、別名「草原オオカミ」と言われています。
大きさは大人で体長75センチから100センチ。
尾の長さは30センチから40センチ。
体重は10キロから20キロほどになります。
雑食性の生き物で、小動物や鳥などといった肉食のほか、果実なども食べています。
また、非常に繁殖力が高いことから「コヨーテ」は生息域を広げつつあります。
「オオカミ」とは?
「オオカミ」は、食肉目イヌ科イヌ属に属する哺乳類「タイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)」とその亜種の総称です。
大きさが中型で耳が立っていること、耳の先がとがっていること、尾が太いものが「オオカミ」になります。
漢字では「狼」と書きます。
「オオカミ」は、ユーラシア大陸をはじめ、北アメリカ大陸に広く生息しています。
日本でも「ニホンオオカミ」が生息していましたが、現在生存を確認することは難しく絶滅したと考えられています。
大きさは大人で体長100センチから150センチ。
尾の長さは35センチから50センチ。
体重は25キロから60キロほどになります。
「オオカミ」は何でも食べる生き物で、ウサギなどの小動物だけでなく昆虫類。
動物の死骸まで食べます。
「コヨーテ」と「オオカミ」の違い
同じイヌ科の哺乳類ということで、非常に似た見た目を持つ「コヨーテ」と「オオカミ」ですが、全く異なった動物だということになります。
見た目が似ていても大きさに違いがあり、「オオカミ」の方が「コヨーテ」に比べ大きくなります。
また、生息域を減らす傾向にある「オオカミ」に比べ、繁殖力が高いことから生息域を増やしている「コヨーテ」といった違いもあります。
まとめ
非常に見た目が似ている「コヨーテ」と「オオカミ」にも、以上のような違いがあります。