この記事では、「コーンスターチ」と「小麦粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コーンスターチ」とは?
とうもろこしを処理して得られるでんぷんのことです。
とうもろこしにはさまざまな品種がありますが、このでんぷんを得るために使用される品種は、デントコーンやワキシーコーンです。
スーパーなどで売られている、ゆでたり焼いたりして食べるとうもろこしとは品種が異なります。
「コーンスターチ」の用途は、食用、化粧品用、工業用などです。
料理としては、プリン、シュークリーム、チーズケーキ、キッシュ、お好み焼きなどに使われています。
グルテンを含まないため、クッキーなどの焼き菓子に使用する小麦粉の一部と置き換えると、サクッとした食感が生まれます。
「小麦粉」とは?
小麦を製粉したものです。
ふすまや胚芽を取り除いて製粉したものと、小麦を丸ごと製粉したものとがあります。
ふすまや胚芽を含んだものは「全粒粉」と呼ばれています。
ふすまなどを取り除いたものに比べて、食物繊維、亜鉛、鉄分などを多く含みます。
ふすまや胚芽を取り除いて製粉したものは、グルテンの含有量やグルテンの質によって、強力粉、中力粉、薄力粉などに分類されます。
強力粉はグルテンの含有量が多く、グルテンの質が強い特徴があります。
薄力粉はグルテンの含有量が少なく、グルテンの性質が弱い特徴があります。
中力粉はその中間です。
強力粉はパンやピザなど、中力粉はうどんなど、薄力粉はクッキーやケーキなどの菓子、てんぷらなどに使われています。
「コーンスターチ」と「小麦粉」の違い
「コーンスターチ」と「小麦粉」の違いを、分かりやすく解説します。
原料が異なります。
前者がとうもろこしを原料とし、後者は小麦を原料としています。
また、グルテンの有無にも違いがあります。
前者はグルテンを含んでおらず、後者はグルテンを含んでいます。
まとめ
原料とグルテンの有無に違いがあります。