「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の違いとは?分かりやすく解釈

「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「ファイナンスリース」「オペレーティングリース」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ファイナンスリース」とは?

「ファイナンスリース」とはリースするものをリースできるようにしたお金を全て回収する形の契約です。

リース対象となっているものを取得するのにかかった金額やリースのために付随した費用全てをリース料として回収します。

例えばコピー機をリースする業者ならコピー機本体の購入価格と補充したインクの費用、中古のコピー機であれば点検修理にかかった費用の総額がリース契約の代金というような形です。

途中で契約解除されてしまうと回収しきれないので、リース期間中に解約できないようになっています。


「オペレーティングリース」とは?

「オペレーティングリース」とはリース期間中に目減りしていくリース対象の価値をリース料として回収する形の契約です。

リース対象の現在の価値とリース契約が終わった後の価値を計算しその差額がリース料になります。

「オペレーティングリース」は貸す側も短い期間に設定できますし借りている側も途中解約が可能です。

そのため高性能な機材が登場しても陳腐化した機材を使い続けなければならないという事態になりにくいのが魅力と言えます。


「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」の違い

「ファイナンスリース」「オペレーティングリース」の違いを、分かりやすく解説します。

リース対象にかかった費用を全て回収する形のリースが「ファイナンスリース」で、リース対象の時間とともに減っていく価値を回収するリースが「オペレーティングリース」です。

「ファイナンスリース」では途中解約ができませんが「オペレーティングリース」は基本的に途中解約できます。

まとめ

大まかに言ってしまえばリース料が高く途中解約できない「ファイナンスリース」に対し、リース料が安く抑えられ途中解約もできるというのが「オペレーティングリース」になります。

そう聞くと「オペレーティングリース」を選ばない理由がないように思えますが、「ファイナンスリース」はリース期間が終わったら所有権も借りていた側に移り、実質分割払いで買ったような形にできるものもあるので一長一短です。

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