この記事では、「命あっての物種」と「命に過ぎたる宝なし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「命あっての物種」とは?
何事も命があってできることで死んでは何もならない。
といった意味を持つ「命あっての物種」。
何をするにしても命があるからこそできることであるという意味を持つことわざです。
「物種」には、物事のもとになるもの、といった意味があります。
つまり、何事ももとになるものは命があるからでこそで、命を大切にしなければならないことを伝えることわざになります。
類義語には「死んで花実が咲くものか」や「命は宝の宝」などがあり、対義語には「虎穴に入らずんば虎子を得ず」や「命より名を惜しむ」などがあります。
「命に過ぎたる宝なし」とは?
この世に命以上に大切なものはない。
といった意味を持つ「命に過ぎたる宝なし」。
お金や貴金属、財宝など、どれだけ価値のあるものがあっても、命に比べれば何一つ上になるものはないということを伝えることわざです。
命が一番大切、命があるからこそ楽しむことができる、宝を手に入れることもできる。
そういった命の大切さを伝えることわざになります。
類義語には「死ぬ者貧乏」や「死ねば死に損、生くれば生き得」などがあり、対義語には「命は鴻毛こうもうより軽し」や「命より名を惜しむ」などがあります。
「命あっての物種」と「命に過ぎたる宝なし」の違い
「命あっての物種」と「命に過ぎたる宝なし」の違いを、分かりやすく解説します。
「命あっての物種」と「命に過ぎたる宝なし」は類語関係にあります。
どりらも、命の大切さを伝えることわざです。
「命あっての物種」は、何事も命があってできることで死んでは何もならない。
「命に過ぎたる宝なし」は、この世に命以上に大切なものはない。
と似たような意味を持つことわざになります。
「命あっての物種」の例文
・『大切な人失って初めて身に染みた命あっての物種』
・『父に命あっての物種だからと喫煙するように勧めました』
「命に過ぎたる宝なし」の例文
・『命に過ぎたる宝なしと思えば、どんなことでも頑張れるような気がする』
・『大金持ちでも死んでしまえば意味がない、本当に命に過ぎたる宝なしです』
まとめ
以上のように、類語関係にあることわざになります。