この記事では、「いかにも」と「非常に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いかにも」とは?
特定の特徴や性質が際立っていることを強調するための表現です。
実に、本当に、まさしく、といった意味になります。
例えば、「いかにも彼らしい行動だ」「いかにも本物らしく見える」などです。
また、相手の考えを強く肯定する意を表します。
例えば、「いかにも、おっしゃるとおりです」「いかにも、私が本人です」などです。
さらには、状態や手段などを特に限定せず、漠然と認める気持ちを表し、どのようにでも、どうであろうと、といった意味になります。
「非常に」とは?
程度や状態が普通ではなく、極端であることを表します。
とても、すごく、大変、といった意味になります。
例えば、「非常に難しい」「非常に美味しい」「非常に危険な」などです。
また、良いことも悪いことも両方で使えますが、悪いことの場合は「非常に」の前に「なんとも」や「あまりにも」などを付けて強調することが多いと考えられます。
「いかにも」と「非常に」の違い
「いかにも」と「非常に」の違いを、分かりやすく解説します。
「いかにも」と「非常に」はともに副詞で、程度や状態を強調するときに使われますが、意味や使い方に違いがあります。
「いかにも」は、見た目や感じがそのようだということを表すときに使います。
その一方で、「非常に」は、程度が高いことや状態が激しいことを表すときに使います。
「いかにも」の例文
・『いかにも彼らしい行動だ』
・『彼女は、いかにもな服装で現れた』
「非常に」の例文
・『今年の夏は非常に暑かった』
・『非常に驚いたが、真実らしい』
まとめ
「いかにも」と「非常に」は、どちらも程度や状態がはなはだしいことを表す副詞ですが、使い方に違いがあります。
「非常に」は、客観的に高いレベルや強い感情を示すときに使います。
その一方で、「いかにも」は、主観的に特徴や性質が際立っていることを強調するときに使います。
また、「いかにも」は、相手の考えに同意する意味で使うことも可能です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。