この記事では、「内部告発」と「密告」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内部告発」とは?
「内部告発」な「ないぶこくはつ」と読みます。
意味は「組織内部の人が、組織内での不正や違法行為を、外部に知らせること」です。
会社や組織に所属している人が、組織内での不正こういを、労働局や警察、メディアなどに知らせて公にすることです。
「内部告発」の言葉の使い方
「内部告発」は名詞として「内部告発する・した」「内部告発を受ける」などと使われます。
「内部」は「物の内側の部分」から転じて「組織などに属する範囲内」という意味、「告発」は「悪事や不正を明らかにして、世間に知らせること」「犯罪とかかわりのない者が、捜査機関に事実を申告すること」という意味、「内部告発」で「組織に属する犯罪とかかわりない者が、悪事や不正を明らかにして世間に知らせること」になります。
「密告」とは?
「密告」は「みっこく」と読みます。
意味は「他人の行動などをこっそり告げ知らせること」です。
特に、匿名で、密かに関係する上層部に告発することを表します。
「密告」の言葉の使い方
「密告」は名詞として「密告する・した」「密告者」などと使われます。
「密」は「閉ざされて内部がわからない」「人に知られない」「すきまがない」という意味、「告」は「つ(げる)」とも読み「知らせる」という意味、「密告」で「人に分からない様に知らせること」になります。
「内部告発」と「密告」の違い
「内部告発」は「組織に属する犯罪とかかわりない者が、悪事や不正を明らかにして世間に知らせること」です。
「密告」は「人に分からない様に知らせること」です。
「内部告発」の例文
「内部告発」の例文は以下の通りです。
・『パワハラを内部告発する』
・『上司の不倫を内部告発する』
・『内部告発により部長が異動させられる』
「密告」の例文
「密告」の例文は以下の通りです。
・『隣人の密告により麻薬犯が捕まる』
・『作品が盗作であることを審査団に密告する』
・『容疑者の隠れ家を警察に密告する』
まとめ
今回は「内部告発」と「密告」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。